エロンゲーションって、実はむずかしい?
以前、岩本さんのピラティスの研修で「エロンゲーションを意識できるワークは?」という議題が出されました。
とりあえず自信ありなワークを紹介してみたのですが、岩本さんからの「それ、どこに効いてるの?」「今の感覚は?」と質問の嵐。
あれよあれよと詰められて、正直ちょっとトラウマになりました!
冗談抜きにしても、エロンゲーションって“わかりやすく伝える”のがすごく難しいんですよね。
それから、トレーナーのみなさんがどのように伝えたりワークを通して意識させているのか学びました。
横文字で少し難しく聞こえるかもしれませんが、実はとてもシンプルな感覚です。
エロンゲーション = 体を長くすること
エロンゲーションは「引き伸ばす」という意味。
ピラティスでは、背骨や体全体をスーッと長く伸ばすイメージを持つことを指します。
たとえば…
• 頭のてっぺんが天井に引っ張られる
• 尾てい骨が床に向かって下がる
• 背骨の一つ一つの間にすき間ができる
こうした「上下に引っ張られて長くなる感覚」を意識します。
どうして大事なの?
エロンゲーションを意識すると…
• 姿勢が自然に整いやすくなる
• 呼吸がしやすくなる
• 関節の動きがスムーズになる
• 体が軽く、しなやかに動く
無理に力を入れるのではなく、伸びやかに体を使えるようになるのです。
日常でもできるエロンゲーション
座っているときに、坐骨でしっかり床を押しながら、頭のてっぺんを天井へ引き上げる。
これだけでも背骨にすき間ができて、呼吸が深くなります。
まだまだ伝え方や、意識の持たせ方は難しいですが奥深くて楽しくもなります。