最近のセッションで多くのお客様が言うのは、“家でこんなストレッチをやっています”や、“寝る前にこれをしています”など、ピラティスを始める前に比べて日常の意識が変わっていること。私が大事にしているのは、“セッションの60分間だけはお客様自身が自分の体と向き合い、丁寧に過ごす時間にする”こと。だから雰囲気づくりや声のトーン、呼吸を合わせるなど様々な工夫をしている。
パーソナルに通う前は、体の悩みや不調を抱えながらも流してしまったり、短期間だけ気合いを入れても続かなかったり、常に“ダイエット”に縛られて自分の体に自信を持てない人が多い。
SNSが普及し、夜になると多くの宅トレ動画であふれているが、本当に自分に必要なものが何か分からず不安を抱える人も多い。
そんな中、勇気を出して“パーソナルに通う”と決めた方々の思いを知ると、力になりたいという気持ちが自然に湧いてくる。1回のセッションが料金以上の価値を感じてもらえるよう、毎回丁寧に向き合っている。
週1回のペースを習慣にしようと努力していた方が、それが当たり前となり、日常でも体への意識が少しずつ変わっているのを見るのは本当に嬉しい。悩みも積極的に話してくれるようになったことも大きな変化だ。
また、新たな取り組みとして、お客様にビフォーアフターの写真を撮り、プレゼントしている。皆さんとても喜んでくれて、それが通い続けたいと思うきっかけになっていることを実感している。
これからもお客様が自分の体をもっと好きになり、自信を持って毎日を過ごせるように、心を込めてサポートしていく。ピラティスを通して“自分と向き合う時間”を大切にしてもらえるよう、工夫を続けて良いセッションを届けていきたい。
