オフィスリーダー坂本が、研究会に訪れた。
アヴニールにとっては、現場は宝だ。
もちろん、坂本は現場をリスペクトしている。
現場の人がいるから売上になるし、現場の対応力でお客様に満足してもらえるから会社は存続できる。
つまり、現場のノウハウは、他社に絶対に流出させてはいけない。
今回は現場のノウハウを披露していく。
本日の研究会は、
ワークのモディフィケーションについてだそうだ。
かっこいい専門用語だが、わからない坂本はすぐにAIに聞いた。
「モディフィケーション(Modification)とは、個々のクライアントの身体的なニーズや能力に合わせて、エクササイズを調整または変更すること」
だそう。
平たくいうと、
「ピラティスのワーク種目のアレンジ」
まさに、現場のノウハウだ。
今回のピラティスは端切れた情報が多く、
フォーマットの型にプラスアルファ、お客様にどう適応させるのかを、パーソナルトレーナーは求められる。
はるな講師は、研究会のテーマにして、共有することで、アヴニールのパーソナル力の底上げを図る狙いだ。
研究会は、静かにのろりと始まった印象だった。
・あるお客様が、ピラティスの胸の動きの感覚がわかってくれない。その時の説明の仕方は?
・あるお客様が前傾後傾が分かりづらいという話。
・あるお客様は寝た姿勢ではしっかり動かしづらいため、座ったパターンで動いてもらってるという話。
「あるお客様が」「あるお客様が」と、さすがに個人的な相談すぎやしないか?
ピラティスのワーク種目のアレンジについてはいつ話すのだろう?と
正直、ピラティスの研究会としての膨らみが感じられなかった。
だが、話を聞いていると、こんな言葉が出てきた。
「結局はピラティスのワークにつながる」
「お客様の身体が変わっていき、生活動作で痛みを感じなくなった」
ドキャーン!!!
一気に、研究会に膨らみを感じた(膨らんでいたことが理解できた)。
まさにバックドラフトのようなインパクトだ
(バックドラフト:静かに火種がつき、あるきっかけで火柱が起きる現象。ユニバに行ったことがある人ならわかるだろう)
そうか!
ピラティスは目的ではなく、ツールなのか!
ご飯を食べるために、必ずしも箸はいるわけではない。
スプーンやフォーク、サランラップに包んでおにぎりとしても食べることはできる。
健康のためにピラティスは効果的だ。
だが、健康になるためにはピラティスだけにこだわる必要はないということだ。
アヴニールのトレーナーは、ピラティスだけを教えない。
【健康で美しく】
という一点に向かって、あらゆるツールを使ってレッスンを行う。
ピラティスは、そのツールの1つということだ。
一見、バラバラな印象があった研究会だったが、
「むしろ、それでいい」
狭い視点で見るとバラバラな話でも、
大きな広い視野で見ると、それは立派な個性だと気がつく。
それが彼ら彼女らの信念だとも感じた。
それこそ、目の前のお客様に、素直に向き合ってきた数ではないだろうか。
はるな講師は、次回はもっともっとにぎやかな時間にしたいという。
始めからもっと広く深い視野で参加できると思えば、今からワクワクが止まらない。