昨日お客様に扁平足なのか分からないけど歩くの痛い時があると相談して下さいました。扁平足ってなんで起こるのか、どうアプローチしたらいいの?ってなったので今日のブログで調べたことをまとめます。
1. 扁平足ってなに?
まず、足のアーチは、足の内側にある土踏まずの部分を指し、内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチと骨の構造で作られた3つのアーチがあり、様々な筋肉や靭帯・腱にて形状が保たれています。アーチが潰れて足裏が平らになってしまう状態を扁平足と呼びます。
実は、扁平足の人は珍しくなく、大人になってから筋力不足や生活習慣でアーチが崩れてしまうことも。放っておくと、足の疲れや膝・腰への負担、姿勢の崩れにつながることもあるんです。
2. 扁平足になる原因
足を支える筋肉(特に内くるぶしの後ろを走る「後脛骨筋」)の弱さ
長時間の立ち仕事や歩きすぎ
合わない靴やヒールの多用
加齢や体重増加
足を支える力が弱まるとアーチが落ちてしまいます。
3. ピラティスと扁平足の関係
ピラティスは体幹を整えるイメージが強いですが、実は足元の安定から姿勢を作るエクササイズでもあります。足のアーチは家でいう土台。土台が崩れると上に積み重なる体幹や肩・首にまで影響が出ます。足裏ばかりのアプローチではなく骨盤から体の全部を見る必要もあります。扁平足の方は、足裏の感覚を取り戻すワークや、ふくらはぎ▶内腿▶骨盤底筋をつなげる意識を持つと、自然とアーチがサポートされやすくなります。
4. 扁平足にいいピラティスワーク
タオルギャザー
足の指でタオルをたぐり寄せる動き。足裏の小さな筋肉を活性化。
フットワーク(リフォーマー)
かかと・母指球・小指球と重心を感じながらプッシュ。足裏全体のバランス感覚を養う。
カーフレイズ(つま先立ち)
ふくらはぎの筋肉を鍛え、足のアーチをサポートします。やり方は、立った状態で、踵同士を合わせて、つま先と膝を斜めに広げます。踵が離れないようにゆっくりとかかとを上げ下げ。
5. まとめ
扁平足は「仕方ないもの」と思われがちですが、意識して足を使うことで改善できる可能性が高いことがわかりました。ピラティスは足裏から体幹までを一つのラインとして鍛えられるので、扁平足による不調(疲れやすさ、姿勢の崩れ、腰の負担)を整えるのにぴったりですね。