ピラティス指導でのタッピング|触覚の手がかりと注意点

タッピングについて

この記事のポイント

  • 運動指導でのタッピングは、体に軽くふれたり軽くたたいたりして、動かす場所に気づいてもらう方法
  • 筋肉のふくらみを軽くたたくことと、反射を調べるために腱をたたくことは別のもの
  • ふれる前に場所と目的を伝えて同意を得ること、痛みや不快感のない軽い刺激にとどめることが大切
  • タッピングだけで、筋力が上がったり、動きが身についたりするとは限らない

運動指導でのタッピングは、軽く触れる・たたく刺激を、動かす部位に気づくための手がかりとして用いる方法です。

筋腹への刺激と、腱をたたいて反射を調べる方法は同じではありません。刺激する場所や方法で反応が異なるため、軽くたたけば必ず伸張反射やγ運動ニューロンの働きによって筋力が上がる、と一律に説明することはできません。

臨床・運動指導での応用

リハビリテーション

麻痺などに対するリハビリテーションでは、医療専門職が状態を評価し、適切な方法を選びます。一般のピラティス指導での触覚の手がかりと、医療上の治療や機能回復の手法は分けて考えましょう。

ピラティス指導

動かす部位が分かりにくいときに、本人の同意を得たうえで軽く触れ、声かけや実演と組み合わせて伝えることがあります。触れる方法が合わない方には、言葉や見本など別の伝え方を選びます。

運動学習

触覚の手がかりが分かりやすいかは、人や動作によって異なります。反応を確かめながら練習し、刺激を加えるだけで狙った筋肉を使える、代償動作が減る、と決めつけないようにしましょう。

注意点

強度・頻度の調整

触れる部位と目的を説明し、本人の同意を確認します。刺激は痛みや不快感のない範囲で短く行い、嫌だと感じた場合はやめましょう。

運動学習との併用

その後の動作練習と組み合わせ、動きやすさや理解を確認します。ただし、タッピングをしてから動けば必ず筋力が上がる、動作が定着する、という保証はありません。

まとめ

タッピングは、体のどこを動かすかに気づくための補助として使うことがあります。筋力向上や動作の定着を約束するものではありません。一人ひとりが分かりやすく、安心して練習できる伝え方を選ぶことが大切です。

動かす部位が分かりにくい方も、伝わりやすい声かけや動作の確認で練習していきましょう。

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よくある質問

タッピングとは、どんな方法ですか?

運動指導でのタッピングは、体に軽くふれたり、軽くたたいたりして、どこを動かすかに気づいてもらうための手がかりです。ピラティスでは、言葉での説明やお手本と組み合わせて使うことがあります。

タッピングで、筋力は上がりますか?

軽くたたくだけで筋力が上がるとは言えません。体の反応は、刺激する場所やたたき方、人や動きによってもちがいます。タッピングは、動かす場所に気づくための手がかりの一つです。

体にふれられるのが苦手なときは、どうすればいいですか?

タッピングは、ふれる前に場所と目的を伝え、同意を得てから行うことが大切です。ふれられるのが苦手なときは、遠慮なくインストラクターにお知らせください。言葉やお手本など、ふれない方法で伝えることもできます。

ピラティスアヴニール編集部
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