踵重心つま先重心

本来、人間の重心は 土踏まずあたりにあるのが理想です。踵:母指球:小指球が1:1:1くらい!私は踵と小指側だけに体重か乗っていました。

でも姿勢の崩れや筋肉のアンバランスで前後に偏りやすくなります。反り腰さんは、骨盤が前に傾き、重心が前(つま先側)に移動。猫背さんは、上体が後ろに倒れるため、踵側に重心が寄る。

筋力不足や筋肉の使い方のクセ

太ももの前側ばかり使う人は、つま先重心になりやすい。お尻や太もも裏が弱い人は、踵に逃げるように重心を乗せやすい。特に運動不足やデスクワークの多い人は、下半身のバランスが崩れて無意識に偏ります。

靴や生活習慣の影響

ヒールの靴は常につま先に体重がかかります。クッション性の高すぎる靴は、足裏感覚が鈍り、踵寄りになりやすいです。長時間の立ち仕事だと、疲れて自然と踵で休む姿勢や、片方の足に体重がかかったりしてしまいます。

心理的・本能的な反応

人間の体はバランスを保とうとして、環境や状況に応じて重心を変えるそうです。前に進もうとする時はつま先重心になり、安定して休みたい時(直立や待機姿勢)では、踵重心。つまり「動き出す準備」か「安定」かによっても、重心は自然に前後します。

不調による代償動作

足首や膝の痛みがあると、無意識に負担の少ない方に重心を逃がそうとします。反り腰で前重心、または猫背で後ろ重心になりやすい。不調があると体がバランスを取ろうとして、偏った重心がクセとして残ってしまいます。

まとめると

人間が踵重心やつま先重心になるのは、

姿勢(骨盤や背骨の傾き)、筋力のバランス、靴や生活習、動作や心理的要因、痛みや不調による代償といった複合的な理由からです。

理想は土踏まずを中心に体重が均等に乗るニュートラルポジションですが、意識していないと多くの人がどちらかに偏ってしまいます。

ピラティスアヴニール編集部
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