股関節の伸展・屈曲の参考可動域ってどれくらい?

今日は皆さんもご経験があるかもしれないテーマです。

ピラティスのレッスンをしていると、お客様からよく聞かれるのが「どこまで曲げたら正解?」という質問。特に股関節の動きは日常でもよく使うから、基準を知っておくと安心ですよね

股関節の屈曲(前に曲げる動き)

椅子に座ったり、足を抱える動きに近い「股関節を前に曲げる」動作。

医学的な参考可動域は 120度前後 と言われている。

つまり仰向けで膝を抱えたときに、太ももがお腹に近づくくらい。

ただし、骨盤が後傾して腰が丸まってしまうと「股関節」じゃなくて「腰」で動いてる状態になるので要注意です!

股関節の伸展(後ろに伸ばす動き)

反対に「股関節を後ろに伸ばす」動き。歩くときの後ろ足や、ヒップリフトで意識する部分ですね。

参考可動域は 10〜15度程度。

「え?そんなに少ないの?」と驚く人も多いですが、股関節は前には大きく動くけど、後ろはそんなにいかない構造になっている!

ピラティスにどう活かす?

屈曲:脚を引き寄せるワークで「腰ではなく股関節で曲げる」ことを意識すると、腸腰筋が働きやすくなり腰への負担が減ります。

伸展:ブリッジやキック系のエクササイズで「お尻の筋肉を使って10度ちょっと後ろへ伸ばす」くらいが目安。無理に反らすと腰を痛めやすいので注意です。

まとめ

股関節の屈曲は約120度、伸展は約10〜15度。

「意外と後ろは少ない」って知っておくだけで、動きのイメージが変わります!

日々のピラティスでも“股関節で動く”感覚を養っていくことが、腰や膝のトラブル予防にもつながります✨

ピラティスアヴニール編集部
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